歯周病
田岡歯科の治療方針
・今ある歯を、数十年先を見据えて、できるだけ残します。
・丁寧な歯磨きによる予防を推奨しています。
・予防には生活習慣が大きく反映されるため、患者さんの希望を
尊重します。
歯周病とは
歯周病とは、歯茎などの歯周組織が菌によって炎症を起こす病気です。
進行すると歯肉(歯ぐき)だけにとどまらず、歯を支える土台の骨まで溶けてしまい、
ついには抜歯しなければならなくなってしまいます。
以前は歯槽膿漏とも呼ばれていました。
・歯を無くす原因のトップが歯周病
久しぶりに歯科を受診したら歯周病だった!…という方は本当に多いです。
歯周病は旧石器時代の猿人の骨にも見つかったというほど、大昔からある病気にも関わらず、予防意識はまだまだ根付いていません。残念ながら気づかないうちに悪化させてしまい、歯がぐらついたり、痛みや、独特のきつい口臭に悩むようになってから受診される方も多いのです。
・歯周病と関連のある病気も多い
最近はテレビで紹介されることも多くなりましたが、歯周病は様々な病気と関連が指摘されています。心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、骨粗しょう症、メタボリック・シンドロームなど、人体に大きな影響をもたらす病気と関係があります。
また妊婦さんの場合は、低体重児早産のリスクが上がるとされています。
とにかく放置していては損しかないのが歯周病です。
1にも2にも予防が大切
・歯垢を付けない
歯周病菌は、主に歯や歯茎(特に歯と歯茎の隙間)に残った歯垢(プラーク)の中に潜んでいます。歯垢1mgの中には10億個(!)もの細菌がいるそうです。「一度くらい歯を磨かなくても…」と言っている間にどんどん増えてしまいます。
人によって歯並びや癖が違いますから、あなたに合った歯磨きを身に付けて、歯の表面を
歯垢の無い清潔な状態に保っておくことが、何より重要です。
田岡歯科医院では歯科衛生士による定期的なチェックとブラッシング指導で、あなたに最適な予防をお手伝いします。上手く取れないときは気軽に相談してください。
・診断を受ける
多くの方が歯と歯茎の間(歯周ポケット)に歯垢が入り込んでいます。また初期の歯周病は痛みなど強い自覚症状はありませんので、歯科医院で健診を受けましょう。
・様々な進行の原因
歯ぎしり(噛みしめ)、不規則な食習慣、喫煙、ストレス、薬の長期服用なども歯周病の
悪化に一役かっています。「なんだか体調が優れない」というとき、実はお口の症状が
関連しているかもしれません。